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アレッチ・トレイル

氷河を見つめてみよう!

 

ラウンジからラウンジへと移るたびに壮大なアレッチ氷河の景色に圧倒されます - アルプス最長の氷の河です。永遠の氷の輝く世界、それらを取り巻く印象深い巨大な山々、そして唯一無二の風景の過去と未来への素晴らしい眺望を、合計9カ所でご覧いただけます。

散策コースは長さおよそ900メートル。ユネスコ世界遺産に指定されているスイスアルプス、ユングフラウ・アレッチ地域の最も美しい展望台を巡ります。コースは簡単なものですが、全コース通してベビーカーでは行けません。散策は自己責任で、またお子様の安全にはご両親が責任を持っていただけますよう、お願いいたします。

ホルン・ラウンジ

河の中の風景

 

何千年も前から偉大なアレッチ氷河はアレッチ地域の風景を創っています。およそ2万4000年前の最後の氷河期の絶頂期に強大な氷の鎧がローヌ谷全体とヴァリス州の全ての支流谷を覆っていました。最も高い山々の頂上だけが顔を出していたような形です。ゆえに、山頂は角立った形を保っています。またそれに対して、氷に覆われていた部分は平らに削られたように見えています。

目の前のアレッチホルンを見てください。1970年までは中アレッチ氷河が大アレッチ氷河とつながっていました。1860年頃の最後の氷河の状況が今でも、比較的若い植物の明るいベルト層として風景に残されています。

スプラッシュ・ラウンジ

水と氷

 

氷河は巨大な水がめでもあります。スイスの氷河では600億立方メートルもの水が貯水されており、そのうち110億は大アレッチ氷河にあるのです。スイスで突然降水がなくなったとしても、アレッチ氷河からは何十年分もの水が得られます。氷河を全て溶かしたとしたら、全世界の人々に毎日1リットルずつの水を4年半供給できるのです!

氷河の川から氷河扉を通って沸き立ち、泡立ち流れ出る水は、牛乳のように白濁した色をしています。何故でしょう?氷河の重みで下にある岩石がゆっくりと削られていき、その結果、水が濁るという現象が起きるからなのです。

マイ・アレッチ

忘れがたい瞬間

 

アルプス最大の氷の河とあなたを!大アレッチ氷河の前で撮影をして、カード番号をwww.skiline.ccからダウンロードしてください。この特別な日の素敵な思い出になることでしょう!

カードをスキャンする ― ポーズを決める ― 笑顔でフラッシュを待つ - ダウンロードする!

この機械を利用することで、あなたの画像が生成されることに同意することとなります。個人情報規約に関するご質問は下記の、画像の保存と加工責任担当者までお願いします。

アレッチ・ステージ

荘厳な氷

 

大アレッチ氷河は最上級の氷の流れです。アルプスの中でも最長(22.6キロ)、最大(81.7平方キロ)、厚み最大(最大厚さ900メートル)そして最大重量(およそ1100万トン)を誇る氷河なのです!年間80~200メートルという速度でゆっくりと谷へと流れていきます。氷の側面や底面に摩擦抵抗が起きることで、より流れが遅くなるので、その緊張による深い溝が出来上がります。

氷河の氷1センチメートルはおよそ1メートルの新雪で創られます。それが溶けて、また凍ることで新鮮な雪は最初の1年で圧縮された万年雪となり、更に圧力が加わることで最終的には青く輝く氷と化していきます。

マッターホルン・ビュー

アルプスの巨人

 

ベンチに座り、石碑の間からスイスの更なる偉大な存在、マッターホルンを楽しんでみましょう。その際立った形もまた、アルプスの広がり、氷河の創り出す力強さ、そして風雨や日照や霜の浸食力で創られたものなのです。今日ではマッターホルンにはわずかな氷河しか残っていません。

スイスのシンボルであり、おそらく世界で最も有名な山。標高4478メートル、遮るもののない岩の塊マッターホルンはヴァリスアルプス独特の山々の風景の中でもはるか遠くからその雄姿が眺められます。

マウス・ラウンジ

冷たい巨人の消失

 

気候変動によりアルプスの温暖化は世界標準より著しく進んでいます。そのことで降雪が加わるより早く、山の氷は溶けていき、氷河も後退しています。長い氷河の舌先、半円形の氷河の扉は上昇していきます。雪解け水がまるで大きく開いた口から出てくるように流れ出ます。

この6つの図では大アレッチ氷河の1880年、1930年、1980年、2018年の姿と、そしてETH(スイス連邦工科大学)チューリッヒ校がシミュレーションをした2030年および2080年のサイズが描かれています。2010年まではスイスでは今日の氷河の量の10%から30%までしか残らないであろうと科学者たちは予見しています。

コンコルディア・ラウンジ

世界最大の場所

 

コンコルディア・プラッツでは大アレッチ・フィルン(万年雪)、ユングフラウ・フィルン、エーヴィッヒ・シュネーフェルトと小ギュリュネッグ・フィルンが大きさ86平方キロ、厚さ900メートルの氷の平面へと合流しています。氷河がぶつかり合う場所では側堆積(ラテラルモレーン)と中央堆積(メディアルモレーン)が統合されます。大アレッチ氷河ではコンコルディア・プラッツの下方に2つのメディアルモレーンが黒いストライプとなって流れているのがわかります。

大アレッチ氷河の成長地域はおおよそコンコルディア・プラッツの高さまでです。そこでは毎年、夏の雪解けより多くの新雪が降っています。その下方になると、氷河が消失し始める消費地域になるのです。

ユネスコ・ラウンジ

未来への偉大な遺産

 

壮大なアレッチ氷河、そして著名な三山であるユングフラウ、メンヒ、アイガーは2001年以来スイスアルプス、ユングフラウ・アレッチ地域のユネスコ世界遺産を形成しています。激しい対比的な要素が素晴らしい風景を創り出しています。わずか数百メートルの高低差だけで、枯れた氷河風景が緑の森になり、人間の営む芝や牧場が手つかずの野生になり、乾燥した暑い土地が氷に覆われた谷に変わるのです。

民族信仰によると神秘的なアルプスカモシカ「ロリーボック」は、人間がアレッチ氷河に犯した環境の罪に復讐をしているとされています。今日では、ユネスコがこの地域を世界遺産として認定することで、ロリーボックの味方となり、我々の子どもたちの世代がこの素晴らしい風景の美しさを味わえるようにと努力を重ねています。

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